冨着勇さん「平和講演会」

6月20日(火)3校時は、高学年(4~6年生)対象の平和集会でした。
戦争に関する体験談を聴くことで、平和の尊さについて考え、平和を発信する態度を養うことを目的としています。
恩納村史編さん係の瀬戸隆博さんが冨着勇さん(冨着区・当時14歳)に質問しながら進める対談形式の講演会で、冨着さんの体験した内容を伺いました。
冨着勇さん「平和講演会」
冨着勇さん「平和講演会」

戦前はおもちゃ代わりに豚の膀胱を風船のようにして遊んだことや10・10空襲を体験し避難してきた那覇の人からの話を基に、7人の家族が入る壕を掘ったこと、鬼畜米兵と教えられてきたけれども危害を加えられることはなかったことなどをお話されました。
「子供たちに伝えたいことは?」との瀬戸さんに質問には、「一言では言えない。」と言葉を詰まらせていました。
去る4月に県外から転入した児童は、「沖縄県でこんなにひどい戦争があったことを初めて知った。戦争のない世の中にしたい。」と話していました。
多くの人の話を聴き、本を読み、勉強して正しい知識を得ること、そして正しく判断する力を身につけることが大切であることを学びました。
冨着さん、瀬戸さんありがとうございました。
冨着勇さん「平和講演会」
冨着勇さん「平和講演会」